前立腺がんPSA検査

患者の皆様へ、前立腺がん早期発見・早期治療のために

当院は平成10年4月、泌尿器科専門クリニックとして開院しました。
日本は、少子高齢化社会を迎え、やがて迎える「2025年問題」とは、団塊の世代が現役引退をし、皆様方が後期高齢者となる頃で、日本の医療・介護の十分な供給の疲弊が叫ばれています。
そんな中、前立腺がんの患者数は急増中で、10年後には男性のがん死亡者数で2位になると予測されています。
そこで、各地で「お父さんの命を守れ!前立腺がん早期発見」などと題して、前立腺がんの早期発見のために、「PSA検診」が施行されています。県内でも、千葉市・市原市・茂原市などでも行われ大いなる成果を挙げています。

実は、前立腺がんは進行する前ならほぼ100%完治します。しかも、がんの中でも特に早期発見しやすいがんです。
「PSA検診」とは、わずか1cc採血するだけです。
前立腺だけで作られるPSA(前立腺特異抗原)というタンパク質が、がんになると血液中に放出されることを利用しています。
50歳を過ぎたら、年に一度PSA検査を受けるように日本泌尿器科学会では推奨しています。
実際、アメリカではPSA検査の普及により、前立腺がんによる死亡者数が減りました。

前立腺がん受診/診断の流れ

前立腺がん受診/診断の流れ図

資料提供:公益財団法人前立腺研究財団

ところがこのがん、たくさん自覚症状があるにも関わらず、加齢による尿のトラブルと症状がそっくりのため、病院に行かず放置してしまいがち…。治せるはずの段階のがんを見逃してしまうことがとても多いのです。
当地、大網白里市でも、健康重視の観点から、平成22年より「PSA検診」を採用し、早期発見・早期治療に大いに貢献しています。
そこで、千葉県がんセンターを基幹病院とした、「病診連携パス」が活躍し、患者さんがどの地域に住んでいても、基幹病院で最新の治療(例えば、ロボット支援手術など)を受けることができ、治療後、地域で経過観察が可能となるシステムを活用しています。

小学館文庫健康シリーズ第一弾として、私の著書「前立腺は切らずに治す」 があるように、今後の高齢化社会では、前立腺がんを正しく理解し、早期発見に努める必要があります。
私は、平成22年より「PSA検診」啓蒙のため、 大網白里町山武郡市医師会の共催、NPO法人千葉健康づくりネットワークの後援で定期的に、当地の保健文化センターで定期的に多くの方にお集まりいただき、市民講座を行っています。

市民講座「PAS検診」写真

2012年は、「日本泌尿器科学会」創立100周年でもあり、一般の方に、泌尿器科疾患について少しでもご理解願えれば幸いです。

平成25年1月1日
医療法人社団 徳仁会 おおあみ泌尿器科
院長 鈴木 文夫
医療法人社団徳仁会 おおあみ泌尿器科
〒299-3235 千葉県大網白里市駒込1482
電話.0475-70-1333 FAX.0475-70-1356